本研究課題は,虐待や貧困など福祉や医療保健の問題を抱えた子供や家族の子育て支援・家族支援に関する保育者養成教育のプログラムを開発した。エンゲストロームの探求的学習理論(2009/2010)に基づき,反転学習と模擬養育者(SPs:Simulated Parents)による対話実習という2つの教授様式をプログラムに導入した。効果測定結果に基づいて,プログラムのコンテンツと教授形式及びその回数等を最適化した。このプログラムは保育士志望の学生に効果をもつだけでなく,SPとして参加した子育て支援人材にも効果をもたらした。
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