次年度使用額が生じた理由 |
主な理由は、人件費・謝金の未使用である。人件費として、観察の録画データの文字化と3月実施予定であった保護者へのアンケート結果の入力を計上していたが、これらを次年度に繰り越した。観察の録画データの分析に関しては、教育時間と預かり保育の観察データにほとんど直接的な関連が見られなかったため、質的分析に備え行動を丁寧に文字化するのか、特定行動の出現頻度のカウントか、処理方法を確定することができなかった。分析方法決定のためには、4歳児の観察結果も見ながら学年をまたいでの比較検討が必要だと判断した。そのため次年度は、4歳児の観察結果を見ながら研究方法を確定し、アンケートの調査結果の入力とともに2年分の録画データの分析を依頼する。 次年度は、1,190,000円の予算を使用予定である。(a)縦断研究にかかわって、900,000円。内訳は物品費400,000円(データ保存用HD100,000円、書籍等100,000円、インクトナー等200,000円)、人件費500,000円。(b)横断研究にかかわって290,000円。内訳は2箇所の視察調査の旅費として100,000円(横浜・東京各1泊2日)。その他旅費として、学会及び研修会参加等のための交通費130,000円(名古屋30,000円:11月1泊2日、東京での研究会参加費100,000円)、学会等参加費60,000円の使用を計画している。
|