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2023 年度 研究成果報告書

二人称的アプローチによる乳児期の仲間とのかかわりのはじまり

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02623
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関玉川大学

研究代表者

岩田 恵子  玉川大学, 教育学部, 教授 (80287812)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード二人称的アプローチ / 乳児保育 / おもしろさ / ドキュメンテーション
研究成果の概要

本研究は、二人称的アプローチにより、乳児の仲間とのかかわりあいを明らかにすることを目的とした。本研究は、はじめ仲間と継続的に過ごす機会のある保育の場と初対面の仲間と関わる実験室の場での比較研究を予定していたが、コロナ禍の影響で、保育の場のみが対象となった。0歳児クラスを担当する保育者のインタビューから、仲間とのかかわり合いについて見えてきたことは、食事をはじめとした生活を共にする場面で相手を意識する様子が見られ始めること、魅力的に感じる相手を後追いし、模倣することが見られること、魅力的に感じるモノを介してやりとりが始まることが多いことである。今後、動画による微視的な分析を予定している。

自由記述の分野

保育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、0歳台から保育の場で過ごすことの意義の一端を明らかにすることができた。0歳児は決して受け身の存在ではなく、自ら関わろうとする存在であり、その関わろうとする対象は保護者、保育者だけではなく、周囲にいる仲間、モノにも向けられている。そこから得られる体験、学びが多様であることが示され、保育の場で過ごすことに、子ども自身にとって意味があることが示された。低年齢の保育は、保護者の就労、子育て支援のためのサービスの側面から捉えられることが多いが、子ども自身にとっても意味ある場、時間であることを示すことができたことは、意味ある結果であると捉えられ、今後さらに探究を深めたい。

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公開日: 2025-01-30  

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