本研究は、二人称的アプローチにより、乳児の仲間とのかかわりあいを明らかにすることを目的とした。本研究は、はじめ仲間と継続的に過ごす機会のある保育の場と初対面の仲間と関わる実験室の場での比較研究を予定していたが、コロナ禍の影響で、保育の場のみが対象となった。0歳児クラスを担当する保育者のインタビューから、仲間とのかかわり合いについて見えてきたことは、食事をはじめとした生活を共にする場面で相手を意識する様子が見られ始めること、魅力的に感じる相手を後追いし、模倣することが見られること、魅力的に感じるモノを介してやりとりが始まることが多いことである。今後、動画による微視的な分析を予定している。
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