研究課題/領域番号 |
19K02652
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
星山 麻木 (柳沼麻木) 明星大学, 教育学部, 教授 (70304558)
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研究分担者 |
近藤 万里子 帝京短期大学, 帝京短期大学, 講師 (20814130)
佐々木 沙和子 帝京大学, 教育学部, 助教 (90827437)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 感覚特性 / 教員と保護者の情報共有 / 就学支援シート / 就学支援プログラム / ASD |
研究成果の概要 |
本研究ではASDおよびその疑いのある5歳児を対象とし(1)感覚特性と発達を調査し(2)保育者と保護者の評価の違いについて(3)就学支援の重要な視点を明らかにすることを目的とした。その結果(1)143名のうちSPの4象限のいずれかに非常に高い値を示した児は21名(14.6%)であり、内1名は発達性協調運動障害、内2名はADHDであった。発達指数が高いほど感覚の問題が少ない傾向であった。(2)評価者により評価に違いがあることが明らかになった。これは家庭と幼稚園という環境の違いが影響すると考えられる。(3)就学支援プログラムとして感覚過敏と合理的配慮に関する情報共有の重要性が明らかになった。
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自由記述の分野 |
保育学 特別支援教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では就学支援プログラムの実証研究を行った。143名のうちSPの4象限のいずれかに非常に高い値を示した児は21名(14.6%)であり、内1名は発達性協調運動障害、内2名はADHDであった。診断がなく感覚特性への配慮を要する児童が一定数存在することを示している。また評価者により評価に違いがあった。これは家庭と幼稚園という環境の違いが影響すると考えられる。このことから就学支援プログラムとして、診断の有無に関わらず感覚過敏と合理的配慮に関する情報共有の必要性が明らかとなった。
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