研究課題/領域番号 |
19K02664
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研究機関 | 共立女子短期大学 |
研究代表者 |
一前 春子 共立女子短期大学, その他部局等, 教授 (10399222)
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研究分担者 |
秋田 喜代美 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00242107)
天野 美和子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任助教 (60817352)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 保幼小連携 / 自治体 / 研修 |
研究実績の概要 |
(研究の具体的内容) 地方自治体主催の保幼小連携接続研修に講師として招聘された経験をもち、幼児教育を専門とする大学教師12名を対象としたインタビュー調査を実施した。目的は、自治体主催の保幼小連携接続研修の内容を研修講師の意図やねらいの観点から検討し、保幼小連携を進めることにつながる研修のありようを明らかにすることであった。 保育者としての実践経験がある大学教師、小学校教師としての実践経験がある大学教師、保育実践・小学校実践の経験を有さない大学教師は、連携接続に対して異なる側面からアプローチしていた。このことから、異なる経験をもつ講師が研修に加わることで、参加者の連携接続に対する多面的な理解が可能となることが示唆された。 (研究の意義) 本研究の意義は、研修講師が研修の中では直接には語らない意図やねらいを示したことである。これらの意図やねらいをもとに、研修担当者が保幼小連携接続研修を計画したり、研修参加者が研修後に連携接続への理解を深めたりすることができる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
保幼小連携接続研修講師の経験者12名を対象としたインタビュー調査を実施し、インタビュー結果を含む保幼小連携接続に関する研究成果を図書として刊行することができた。
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今後の研究の推進方策 |
感染症対策として、保幼小連携接続研修が中止もしくはオンライン研修へと切り替わっている。そこで、保幼小連携接続研修を含めた幼児教育に関する研修のオンライン化の状況や保幼小連携接続研修をオンラインで実施することの意義等について質問紙調査を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由)感染症対策のため、1)対面でのインタビュー調査がWeb会議アプリによる調査に変更となったこと、2)学会がWeb開催へと変更になったことから、今年度の旅費として想定していた金額を、次年度に繰り越すことになった。 (使用計画)2021年度に計画している質問紙調査の印刷費や郵送費として使用する予定である。
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