• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

郷土における直接的経験を基盤とした知識が有する三次元的構造の究明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K02679
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関大阪教育大学

研究代表者

飯島 敏文  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (80222800)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード郷土 / 知識 / 構造記述
研究成果の概要

研究の目的は知識構造モデルの描出である。本研究では特に知識構造モデルの描出プロセスを重視して、限定的ながら知識構造を描出した。
より普遍的な言語表現の構造的記述を探るために、巨視的アプローチと微視的アプローチをとった。巨視的アプローチでは、授業実践の逐語記録をテキスト分析の対象とすることで、授業単元内における諸発言の概要を捉えるとともに頻出語と頻出関連の抽出をおこなっている。微視的アプローチでは、頻出語と関連語の関連構造描出に関して、諸科学の関連記述ルールを参照することで新たなアイデアによる記述手法を試行している。

自由記述の分野

教科教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会科学習の具体的内容や知識獲得の過程を図解する事例は多い。図解されるものはプロセスであったり、階層や構造であったり多様である。具体的な教材や発言等に即した図解もあれば、より一般化・普遍化した概念図や構造図もある。
先行研究に自らの問いを重ねて、既存の構造図に観点と要素を追加することで郷土における直接的経験と獲得される知識の関係記述を更新できた。とくに、具体的な経験や教材コンテンツから諸要素・諸要因を抽出する手続きについて緻密に記述すること、要素や概念の間に描かれる線分の太さや矢印の方向性に関して厳密な定義づけを試みることなどによって、既存の構造図の価値を高めることができたと考えている。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi