研究課題/領域番号 |
19K02684
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
金野 誠志 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (50706976)
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研究分担者 |
太田 直也 高知学園大学, 健康科学部, 教授 (10203796)
永田 成文 広島修道大学, 人文学部, 教授 (40378279)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 文化遺産 / ヒエラルヒー / 顕著な普遍的価値 / ナショナルな価値 / ローカルな価値 / 価値の相対性 / 価値の相補性 / 遠隔会議 |
研究成果の概要 |
世界遺産がない地域で、その地域の文化遺産と国内外の世界遺産を取り上げ、それらを対照することで自分たちの地域を見つめ直し、どの地域にもある自分たちが誇りとする文化遺産やその継承について問い直す授業モデルを開発した。それは、文化遺産とは、誰にとって重要なのかということを考える学習となった。学習成果を検証した結果、文化遺産を継承する意味や意義を認識し、尊重し、継承していくという社会参画の意識を高めることが確認できた。
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自由記述の分野 |
文化間教育 グローバル教育 地理教育 価値観形成
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「だれが、あるいはどの機関が文化遺産として認めたのかということが重視される風潮」、つまり、「遺産言説の権威化」が進んでいる。それは、世界遺産の価値を頂点とする文化遺産のヒエラルキーを強固にしていく。それは、無意図的であったにせよ、世界遺産より、国や地域の遺産の価値は劣るという認識を高める危惧がある。遺産が有する多様な価値の異同や関係性を踏まえた価値の認識や尊重について、他地域の学習者と伝え合い、保存や継承の重要性を検討していく学習は、このような危惧を解消する試みとして意義がある。
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