研究課題/領域番号 |
19K02688
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研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
有働 玲子 聖徳大学, 教育学部, 教授 (50232880)
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研究分担者 |
松村 裕子 聖徳大学, 教育学部, 准教授 (00646292)
稲井 達也 大正大学, 人間学部, 教授 (30637327)
竹田 晃子 岩手大学, 教育学部, 教授 (60423993)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 国語教育 / 日本語学 / 文集 / 話しことば / 表現力 / 方言 / 指導 / 読者 |
研究実績の概要 |
研究の基本的な目的である、戦後期の作文・綴り方に関する資料を分類し、整理し、概要の全体像を、書誌的に行うことができる環境を整えてきた。 遂行できたことは諸領域の研究分担者がコロナ禍ながらも各自がそれぞれの研究をすすめることができていることである。コロナ禍の影響は大きく、本研究の計画は大幅な変更を伴った。最初の計画はほとんど進めることは難しく、一時期もとに戻ったものの、研究計画を変更していく必要があったため、可能である範囲に限定をかけることで、合意を行い、4人の各領域において、直接的ではないものの、間接的な形で研究を進めた。 方言領域は、特に人的な関係を伴うために、人を介さない、文書的なものをまとめた宝庫を扱った。児童文学領域は傍証および先行研究に関して、人を介さない、文書的なものをまとめるような方向をとった。読書領域は、歴史的に児童期を経てどのような指導が現在も継承されているのかをまとめる方向をとった。国語領域は、当時の指導者による実践学校及び実践遂行に関する、人を介さない、文書的なものをまとめる方向をとった。 そのことから、より広い視野からの展開が期待できることが予想できた。とりわけ、具体的な指導者の声を集める必要を痛感することができた。存命である指導者の存在なども視野に入れ、重層化してまとめる方向を考えていった。 以上を遂行するために損傷の激しい文集を専門家の知見を得ながら電子化を行った。なお、それらの文集は専門家の知見により、貴重度の高い物のみを行った。
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