研究課題/領域番号 |
19K02688
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
有働 玲子 聖徳大学, 教育学部, 教授 (50232880)
|
研究分担者 |
松村 裕子 聖徳大学, 教育学部, 准教授 (00646292)
稲井 達也 大正大学, 人間学部, 教授 (30637327)
竹田 晃子 岩手大学, 教育学部, 教授 (60423993)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 表現力 / 学校 / 作文・綴り方 / 人間教育 / 文章 / 内面 / 児童詩 / 評語 |
研究成果の概要 |
本研究は、昭和20・30年代に作成された文集に着目し、多角的な視点から国語教育の子どもの表現力について分析することを目的とした。全国的な地域・学校・個人の文集を第一次資料として用い、抽出した70冊について方言学や読書学や児童文学や国語教育の立場から分析を行い、敬語意識の反映や読書感想文への導きや評価の萌芽等を明らかにした。 同時に、表現力指導のベテラン教員により、当時の文集指導は児童の内面意識の育成、広義の語彙の育成、話しことばの育成に関連するという知見を得た。
|
自由記述の分野 |
教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦後の文集を用いて、子どもの表現力の分析を多方面から行った学術的意義は大きい。日本語学・読書学・児童文学・国語教育の諸学問からの分析となっているためである。 社会的意義としては、当時の地域社会の言語環境や学校状況が反映されており、例えば児童の敬語使用と方言使用との関わりには学校の指導意識を読み取る事ができるのである。
|