研究課題/領域番号 |
19K02689
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研究機関 | 日本女子体育大学 |
研究代表者 |
青木 純一 日本女子体育大学, 体育学部, 特任教授 (10389869)
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研究分担者 |
前原 健二 東京学芸大学, 次世代教育研究センター, 教授 (40222286)
樋口 修資 明星大学, 教育学部, 教授 (00533134)
平田 昭雄 東京学芸大学, 教育学研究科, 准教授 (60165173)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 教職キャリア / 中途入職教員 / 教員研修 / 民間経験者 |
研究実績の概要 |
今年度はおもに2つの研究テーマから取組を進める予定であった。しかしこのいずれもがコロナ禍によって実現できなかった。以下、今年度の実績を報告する。 第一はインタビュー調査である。教員へのインタビューはこれまで直接お会いして1時間程度をかけて実施した。ところがこの一年あまり続くコロナ禍によって先生方はとても忙しく、インタビューに応じてもらうことが困難となった。併せて、対面によるインタビューは感染のリスクが高いことも大きな理由である。 2020年度後半になって学校がやや落ち着きを取り戻し始めた頃からオンラインを使ったインタビューのみ実施できるようになった。しかし、前半の活動停止状況を取り戻すことは困難で、インタビューは当初目標の3分の1程度しか実施できなかった。よって、今後の課題は、コロナ禍においてインタビュー調査をいかにして増やすかである。当初の研究期間である3年をさらに延長することも含めて再検討する必要がある。 第2が都道府県教育委員会への質問紙調査である。これも都道府県・政令市教育委員会のコロナによる混乱が報じられる中で調査の実施を見送った。最終年度の早い時期に実施する予定であるが、コロナの蔓延状況をみると、今後どの時期に実施すべきか、なかなか判断できないでいる。 このようにコロナによるこの一年の研究活動の停滞は極めて深刻である。研究内容の精選や研究期間の延長といった対応策も含めて早急に対応策を検討したい。同時に今年度はこれまでまとめた調査結果の分析にも相当な時間を充てたいと考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍で研究は大幅に遅れた。今後は研究活動の延長や研究内容の精選なども含めてこの事態に対応することを考えている。
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今後の研究の推進方策 |
コロナの状況が見えない中、どのように研究を進めればよいか苦慮している。基本的にはオンラインを使ったインタビューを積極的に実施する中で遅れを取り戻したいと考える。また、都道府県教育委員会・政令市への調査は内容を大幅に削減するか、取り止めるなどして対応する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍によて、当初予定したインタビュー調査や都道府県、政令市に対する質問紙調査が実施できなかったことが理由である。また、次年度の使用計画も立てにくい状況が続いている。
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