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2020 年度 実施状況報告書

自然観を構築させる芸術の6層の検証―言語/造形によるメディエ―ションー

研究課題

研究課題/領域番号 19K02740
研究機関椙山女学園大学

研究代表者

磯部 錦司  椙山女学園大学, 教育学部, 教授 (40322614)

研究分担者 Imig Alexander  中京大学, 国際教養学部, 准教授 (50511143)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードアート / メデュエーション / 自然 / 生命
研究実績の概要

本研究では,これまでの日本各地及び諸外国の学校,施設との協力によって得た実践記録と,日本と欧州(ドイツ),アフリカ(タンザニア)での実践を基に,6層の活動のプロセスと作品,言語化されたインタビュー及びポートフォリオ,事後の記述を用い,諸言語と造形に生まれる齟齬を表面化させ,融合的,統合的な解釈から芸術において生成される意味を客観化させ(アート・メデュエ―ション),「生命(いのち)」のイメージを基に「知としての自然観」を造形、言語において検討する。2019年度は,主にアフリカのタンザニアにおいて実践と資料収集をおこない,その絵画(色,形),言語(日本語,スワヒリ語)を用いた分析を試みた。2020年度は,日本の小学校において実践及び資料の収集をおこなった。日本の実践も同様に,「生命(いのち)のイメージ」の制作を行い、さらに,前年度のアフリカの子供たちの作品との比較鑑賞の授業を実践し,分析を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

アフリカでの記録の収集は継続し,ドイツ,日本での収集を中心に行う。分析は,造形は磯部が担当し,言語の日本語,ドイツ語をイミックが担当し,相互分析
において実施する。スワヒリ語等の諸言語においては,現地協力者の協力を得て行う。日本での実践と分析は継続し行う。その結果を,美術教育系学会,言語教
育系学会において報告を予定している。

今後の研究の推進方策

日本での記録の収集は継続し,これまでのアフリカと日本の分析を中心に行う。分析は,造形は磯部が担当し,言語をイミックが担当し,相互分析において実施する。スワヒリ語等の諸言語においては,現地協力者の協力を得て行う。先送りされているアフリカ及びドイツでの実践と記録の収集は,情勢に応じ対応し可能であれば今年度末に進めていく。その結果を,美術教育系学会,言語教育系学会において報告を予定している。

次年度使用額が生じた理由

当初予定していた,タンザニアとドイツでの実践及び記録の収集が,コロナ禍において渡航ができなくなり中止した。そのため,その旅費及び人件費・謝金、その他の出費がなくなった。2021年度末にその使用を計画している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 自然観を視点とした〈言語/造形〉によるアート・メディエーションー事例アフリカ(タンザニア)ー2021

    • 著者名/発表者名
      磯部錦司 イミック アレクサンダー 笹瀬綾香
    • 雑誌名

      椙山女学園大学教育学部紀要

      巻: 14 ページ: 257~264

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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