研究課題/領域番号 |
19K02747
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
遠山 一郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (70806596)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 資質・能力 / 探究の課程 / 学習指導要領 / エネルギー領域 / 物理基礎 / 物理 |
研究実績の概要 |
今年度は,「中学校理科」については,エネルギーを柱とする領域における内容の精査を行い、新たな内容構成を構想するため,(1)身近な物理現象(ア)光と音において,ア知識及び技能 イ思考力,判断力,表現力,ウ主体的に学習に取り組む態度の資質・能力の3つの柱を育成する指導計画を作成した。同様に、(5)運動とエネルギー(イ)運動の規則性における指導計画の作成を行った。また、解説に記載された学習事例の検証を行うため、現場の中学校の先生とともに、授業をデザインして、授業を参観した。「例 凸レンズの規則性を見いだしてみよう 車のルーフの奥の花模様が下に伸びたように見える現象を説明しよう。モーターの回転数を変えるにはどんな回路をつくればよいか。電源とつながっていない回路に電流が流れる仕組みを再現し、説明しよう」など 高等学校においては、内容の精査や解説に記載された学習事例の検証及び課題の把握,仮説の設定,検証計画の立案など探究の課程を踏まえた授業を現場の先生とデザインし、(イ)様々な力とその働き○ウ運動の法則,(ア)波○イ音と振動,(ウ)電気○ア物質と電気抵抗などの授業を参観するとともに、物理基礎の内容に該当する1990年以降のセンター試験の本試,追試の検証を行った。「例 加速度の大きさは何に関係するのだろうか 気柱の共鳴を利用して、振動数が未知の音さの振動数を調べてみよう。 音さと円筒内の最下点での小球の速さを予測し、できるだけ正確に測定しよう。」など
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
「中学校理科」,「物理基礎」の内容の精査,「中学校理科」,「物理基礎」の解説に記載された学習事例の検証を行うことはおおむね順調に進展している。しかし、新たな内容構成の構想については、3月の下旬に作成チームの委員会で協議する予定であったが、新型コロナウイルス感染症対策のため中止した。
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今後の研究の推進方策 |
今年度の研究成果をまとめ、8月に行われる理科教育学会で発表する予定である。4単位「物理」についての内容の精査、解説に記載された学習事例の検証を行うとともに、「中学校理科」,「物理基礎」「物理」の系統を踏まえ新たな内容構成の構想を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
3月に計画していた学習指導要領に関する会議、出張が、感染症対策等で中止となった。それに伴う、物品の購入などもできなくなった。 今年度は、学校が再開し、授業も軌道に乗り始めた頃に再度会議を計画する予定である。また、理科教育学会(岡山大会)で5本の研究を発表するつもりであるが、現地開催は中止となったので、オンライン開催に参加するつもりである。
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