研究実績の概要 |
「中学校理科」については,ICTを活用した事例として、「音の大きさや高さと波形にはどのような関係があるだろうか」や「ばねを引く力とばねの伸びにはどのような関係があるだろうか。」、つまずきの原因としてよく上げられる事例として、「直列回路・並列回路における電圧の大きさにはどのような関係があるか」、探究活動の事例として、「電流から磁石をつくれるのであれば、磁石から電流をつくれるのではないか。」、などの情報を収集し、授業の検証を行った。 「高等学校理科」については,指導要録に観点別評価が記載されること及び新たな内容構成を構想するため,「物理基礎」においては、「熱容量の異なる容器A,Bにお湯を移すとき、順番によって最終温度はどうなるか? 」「ブレッドボードを用いて,直列回路と並列回路の特性を調べ,計測値から合成抵抗を求めてみよう。」、「物理」においては、「コンデンサーを充電するとき、放電するとき、回路の電流、コンデンサーの電圧はどうなるか」「ゲルマラジオで放送を聞くことができるのはどうして?(共振・電磁波) 」、「崩壊確率が1/6の場合の半減期を求め,10年(回)後に崩壊せずに残った原子核はいくつだろうか。」などの情報を収集し、授業の検証を行った。 内容の精査や解説に記載された学習事例の検証及び課題の把握,仮説の設定,検証計画の立案など探究の課程を踏まえた授業を研究するため、理科教育学会(群馬大会)で、 「小・中・高の系統性などを踏まえた授業デザイン ~「電気と磁気」を題材として~」「探究の過程を踏まえた学習指導の実践 ~「運動の法則」,「音の振動」の授業実践を通して~」「探究の過程を踏まえた授業デザイン~物体の比熱を求める授業を通して~」について発表した。なお、前年度は感染症対策等のため、学校における事例収集は10月~12月の3ヶ月のみであった。
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