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2023 年度 研究成果報告書

生活者育成ためのレッスン・スタディを軸とした教員研修モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02787
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関福岡教育大学

研究代表者

貴志 倫子  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60346468)

研究分担者 荒井 紀子  福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 名誉教授 (90212597)
井元 りえ  女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (30412612)
鈴木 真由子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (60241197)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード教員研修 / 生活者育成 / 責任ある生活 / 家庭科 / レッスン・スタディ
研究成果の概要

UNESCOが提唱する生活に責任をもつ市民(生活者)の育成に係る教員研修の充実のために、まず授業実践力向上に資する欧州のProfESus.euプログラムの実施背景と特徴を明らかにした。次に研修モデル検討のために、レッスン・スタディにもとづく授業動画を用いた国内の教員養成と教員研修の場で実践を行い、研修等の進め方や属性別に受講者の授業のとらえを分析した。さらに、研究協力者との連携によるレッスン・スタディのシンポジウムとワークショップ等を実施した。以上をもとに、ICTを活用し、共通の学習者と教師のコンピテンシーを明確にした生活者育成のためのレッスン・スタディを軸とした教員研修の方向を明らかにした。

自由記述の分野

家庭科教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

責任ある生活にかかるレッスン・スタディの国際的検討はほとんど行われていなかったが、本研究を契機に国際ネットワークが確立されつつあり、生活者育成を共通目的とたレッスン・スタディのさらなる実施と連携が見込める点は学術的に意義深い。また本研究で検討した、授業動画を元に協働的レッスン・スタディの一部過程を行う研修モデルは,オンライン,対面いずれにも対応可能で,日本の授業研究や教員研修が内包していた時間的拘束や移動距離の課題を解決し得る点で教師教育の改善に寄与し、社会的意義がある。教科内容に関わる共通コンピテンシーの開発や研修受講単位の互換の検討等、教員研修にかかる今後の課題が把握できたことも意義深い。

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公開日: 2025-01-30  

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