研究課題/領域番号 |
19K02794
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
岩田 遵子 東京都市大学, 人間科学部, 教授 (80269521)
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研究分担者 |
吉田 龍宏 名古屋学院大学, スポーツ健康学部, 准教授 (70369578)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 遊び保育論 / 集団 / 子ども一人ひとり / 保育者の見取り |
研究成果の概要 |
教師(幼稚園教諭を含む。以下同じ)は保育実践において子ども一人ひとりを見取ることが必要だとされているが、それは容易ではない。なぜなら、教師は一人で30人の子どもたちに責任があり、子どもを見ることに専念することもできないからである。これまで、この困難を軽減する方法を唯一提案し得ているのが小川博久の「遊び保育論」であるが、それがどのように子ども一人ひとりを見取ることを可能にしているかという実態は明らかにされていない。本研究は、見取りの実際を遊び保育論を実践する教師がどのように子ども一人ひとりを見取り、援助を行っているかを明らかにし、実践過程において遭遇する困難とその克服の仕方を明らかにした。
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自由記述の分野 |
保育学、子ども文化論、音楽教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
集団に対して責任を持つことを制度的に余儀なくされている教師にとって、子ども一人一ひとりを見取ることは容易なことではないにもかかわらず、そのための方略や実践知については明らかにされてこなかった。それに対して、この研究によってそのための方略と実践知を明らかにし、集団を相手にしながら、クラス全員の子ども一人ひとりを見取り、その際に遭遇する困難とその克服方法を明らかにすることによって、教師の遊び援助力を向上させるための課題を提示していること。
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