研究課題/領域番号 |
19K02818
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
吉田 安規良 琉球大学, 教育学研究科, 教授 (30381198)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 中学校 / 理科 / 教師教育 / 地学 / 天文学 / 天球儀 / ICT |
研究成果の概要 |
理科を教える教員の多くがその指導や活用に苦手意識を抱いている分野に焦点化して、児童生徒にわかる理科授業を提供していくための教師教育の在り方を研究した。平成時代の理科を教える教師教育研究は、小学校を対象としたものが多く,内容的には地学(特に天文学)が多かった。市販の透視天球儀の中にウェアラブルカメラを組み込み、タブレットPCでその映像を確認できる教具を実際の理科の授業や教師教育実践で用いて評価を得た。天文分野以外では、地層観察教材を作成した。 また、学生の遠隔授業向け教材探索力、日食観察ワークシートの作成能力、「思考・判断・表現」を評価しようとしたペーパーテストの出題内容への評価能力を分析した。
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自由記述の分野 |
理科教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
理科を教える教員の多くがその指導や活用に苦手意識を抱いている「物理領域・地学領域・ICTの活用」に関して、中学校の天文領域に焦点化して、天球儀を用いた授業実践事例を示した。また、このような授業が実践できる教師教育事例をに示すことができた。 特に中学校理科教員志望学生の素養としての教材作成能力、教材探索能力、ペーパーテストの出題内容を評価する能力を把握し、学士課程での「苦手意識の解消」に資する基礎データを取得できた。プログラミングのような高度な専門的知識がない学生でも、地層観察教材を作成できることが分かった。
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