研究課題/領域番号 |
19K02827
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
菅原 利晃 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (20826250)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 古典教育 / 小中高大連携 / 見方・考え方 / 徒然草 / 教訓 / 古典に親しむ |
研究成果の概要 |
本研究では、従来十分に研究されてこなかった古典教材の教訓について取り上げ、児童生徒を古典に親しませるという観点から研究を進めてきた。教材としての『徒然草』を分析、考察するとともに、研究協力者による授業実践を行い、授業に関して研究討議を行った。古典の中の「教訓」とは、古典に表れた人間の生き方や考え方そのものであり、児童生徒は、古典に対する「ものの見方・考え方」を働かせてとらえることができるという一定の成果を得ることができた。この実績をもとに、研究報告を学術雑誌に発表し、掲載されたものである。
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自由記述の分野 |
国語科教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、古典教材の教訓に着目させ発達段階を考慮して、児童生徒を古典に親しませる授業について研究するものであるが、教訓に対する「見方・考え方」を通して古典に親しませるという発想は従来なかったものである。そこに、本研究の独自性がある。特に、小学校から大学まで幅広い校種を対象とし、かつ、校種間の連携をもとに実際的な研究を行った点に意義がある。研究成果については、全国規模の学会での口頭発表、および学術誌への投稿した。また、小・中・高大接続として、研究代表者が実際の学校現場へ赴き、講演・セミナーを開催し、現場の教育への還元をはかった。
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