被災地で学んだ大学生たちによって、複数の防災教育の出前授業案が開発された。その開発過程における学生の心理的変遷も明らかにした。また、コロナ禍でも実践可能な授業へアレンジされ、小学生対象のイベントとして開催された。さらに、学生たちのアイディアによって、「防災」と「宇宙」を掛け合わせた親子対象の防災イベントが企画・実践された。 一方で、専門家による防災出前授業の効果検証も行った。同じ防災教育が対象となる子どもたちの居住地域や学齢の違いで効果の持続性や家庭への波及が異なることを明らかにした。また、学校とは異なる科学館での学習(防災ワークショップ)は、防災教育の効果をより持続させることが明らかとなった。
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