研究課題/領域番号 |
19K02917
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
中岡 和代 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 助教 (90708017)
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研究分担者 |
丹葉 寛之 藍野大学, 医療保健学部, 講師 (30531652) [辞退]
倉澤 茂樹 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 教授 (40517025)
立山 清美 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 准教授 (70290385)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 食 / 行動障がい / 支援 |
研究実績の概要 |
本研究は研究Ⅰ:食に関する行動障がいへの支援法のプロトコル作成のための調査、研究Ⅱ:パイロットスタディの実施、研究Ⅲ:食に関する行動障がいへの支援法の効果検証で構成されている。2019年度は研究Ⅰを実施予定であった。 対象:特別支援学校小学部に通う児童4名(男児3名、女児1名)。方法:特別支援学校校長、教諭、児童の保護者へ書面および口頭にて研究協力依頼を行い、研究協力への同意を得た。その後、2019年11月に1回目のデータ収集を行った。収集したデータをもとに専門家会議にて各児童への支援法を検討し、担当教諭へ書面および口頭にて伝えた。その後、担当教諭が児童の食について支援を実施した。2020年2~3月に2回目のデータ収集を行った。データ収集内容:基本情報(年齢、性別、診断名身長、体重など)、食べ物の好き嫌いとその理由、食行動への対応や工夫、食べ物の好き嫌いの変化、食行動質問紙(ASD-Mealtime Behavior Questionnaire;ASD-MBQ)などについて、保護者および担任教諭に回答してもらい、学校での給食場面を研究代表者および研究分担者が観察し記録した。経過:2020年2~3月に実施予定であった2回目のデータ収集の一部は実施できたが、新型コロナウイルス感染の影響により学校が休校となり、児童の給食場面の観察および記録は実施できなかった。また予定していた会議なども延期となった。現在、収集したデータをまとめ、各児童についての食行動の特徴や支援法について検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染防止対策により予定していた会議やデータ収集が延期となったため
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今後の研究の推進方策 |
予定していた会議やデータ収集が延期となっているため、計画を半年ほど遅らせて実施予定とする。引き続き、研究Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの計画で実施していく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定していた会議が実施できなかったこと、購入予定であった機器3台のうち1台を次年度購入に延期したため。研究計画が半年ほど延期しているため、次年度に使用予定である。
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