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2022 年度 研究成果報告書

学習障害児の早期対応のためのカリキュラムに基づく尺度の活用と指導効果の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02933
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09060:特別支援教育関連
研究機関熊本大学

研究代表者

干川 隆  熊本大学, 大学院教育学研究科, 教授 (90221564)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード学習困難 / カリキュラムに基づく尺度 / プログレスモニタリング / ユニバーサルスクリーニング / 早期介入 / 評価 / 学習障害 / 学習指導
研究成果の概要

本研究では、米国で用いられているカリキュラムに基づく尺度(CBM)を①標準化することと、②実際に活用することであった。①では、2つの小学校の協力を得て、2年生から6年生までの児童に6月から3月まで月に1度CBMを実施し、定型発達の児童の学習の進捗の基準を作成した。
②では、CBMをユニバーサルスクリーニング尺度として用い、1学期のCBMの得点が1標準偏差以下の児童を支援を必要とする児童として特定し、学習の補習の時間を使って小グループの支援を行った。また、大学での学習障害等の児童に対して個別指導を実施し、CBMがプログレスモニタリング尺度として有用であることを実証した。

自由記述の分野

特別支援教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、定型発達の児童の算数のカリキュラムに基づく尺度(CBM)の結果を得られたことから、それを基準にしてユニバーサルスクリーニングを実施し、1標準偏差以下の児童を支援を必要として特定することができたことである。
支援を必要とすると特定した児童に対して、補習時間を利用して小グループによる個別支援を実施し、学習の進捗状況ををモニターするために算数CBMを活用した。個別指導の結果、低学年の児童ほど学習の成果として標準得点の上昇が見られたことから、早期への対応が必要であることが示唆された。

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公開日: 2024-01-30  

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