研究課題/領域番号 |
19K02953
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
高野 美由紀 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (70295666)
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研究分担者 |
有働 眞理子 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40183751)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 特別支援学校 / 英語教育 / 知的障害 / ストーリーテリング |
研究実績の概要 |
コロナ感染症の蔓延につき、学校へのコンタクトが難しくなり、また、国内外での情報収集のための会議を持つことができなくなり、予定を大幅に遅れる形になってしまった。 2020年2月に実施した特別支援学校小学部における英語教育に関する調査のデータ分析を深めた。結果、小学部で英語を取り扱った授業を行っている学校は6割であった。外国人英語指導助手(ALT)と連携して行っている学校が四分の三程度であり、また課題としてALTの確保や日程調整が難しいことや、ALTとのコミュニケーションが難しいことを挙げており、ALTとの連携が鍵となっていることが明確になった。さらに、教育課程上では外国語活動よりも教科領域等合わせた指導の中で英語教育を行っている学校が多かった。 教材について、マルチセンソリー・ストーリーテリングで取り扱いやすいお話集と手引きを作成した。また、評価について、小学校外国語活動を参考に評価方法の開発に着手した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ感染症の蔓延につき、学校へのコンタクトが難しくなり、また、国内外での情報収集のための会議を持つことができなくなり、予定を大幅に遅れる形になってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度に予定していた特別支援学校中学部、高等部へのアンケート調査の実施を検討し、また、引き続き指導や評価モデルの開発を行う。 令和3年度は、最終年度になるもののコロナウィルス感染症の終息のめどが立っていないことから、学校で本来行う予定の授業や研究観察が難しく、また国外での調査の予定も立てることができない状況である。 オンラインを利用してのインタビューや会議も用いながら、先の年度への延長も視野に入れる。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウィルス感染症蔓延のため、予定していた特別支援学校中学部および高等部へのアンケート調査も、前年度に予定していたが延期された英国での調査も見送ることになり、研究活動を大幅に縮小したため。
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