研究課題/領域番号 |
19K02978
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
塚本 容子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (20405674)
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研究分担者 |
小松川 浩 公立千歳科学技術大学, 理工学部, 教授 (10305956)
杉浦 真由美 札幌医科大学, 医療人育成センター, 講師 (10829899)
石角 鈴華 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (40834081)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 異分野連携 / イノベーティブスキル / 大学院 / 人材養成 |
研究実績の概要 |
イノベーティブ人材育成のための構造化された教育プログラム「異分野連携実践論」の科目を設定して実施した。その内容は、各大学院教育の中で高度専門職業人として基盤となるスキル、「コミュニケーション」、「論理的思考」、「リーダーシップ」、「創造的問題解決」である。計10コマ分の講義・演習を実施した。実施の際には、評価の視点を明らかにし、「ルーブリック」を作成し、評価指標を作成した。また、その発展形として、「イノベーションスキル実践プログラム」を策定し、2019年度の後期に実施予定であったが、策定途中で、北海道においては独自の緊急事態宣言が2月28日に出され、新型コロナウイルスの感染予防のため、2月下旬に予定していたカリキュラムを実施することができなかった。「イノベーションションスキル」を評価するために、まず、学生の各構成要素の継時的変化を追跡する。具体的には、既存のスケールなどを用いて、ルーブリックを作成していた。構成要素としては、「Cultural competency」「方略的思考」「数量的思考」「グローバルな視点」などである。その後、「イノベーションスキル」に関するルーブリックを作成し、その信頼性、妥当性を検討する予定であったが、すべてのプログラムが実施できなかったため、作成の段階で留まっている。今後、昨年度実施予定の内容を実施する予定になっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
「イノベーションスキル実践プログラム」を策定し、2019年度の後期に実施予定であったが、策定したが、途中で、新型コロナウイルスの感染予防のため、2月下旬に予定していたカリキュラムを実施することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
対面でのカリキュラムが難しい状況のため、今後はテレビ会議システムなどを用いて実施を予定する。しかし、すべてのプログラムがインタラクティブな内容のため、どのように実施することが可能か検討中である。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は、後期に入って予定していた会議、研修が、コロナウイルスのため中止となったため、次年度使用額が0より大きくなった。今年度は、テレビ会議などのシステムを導入し、昨年度実施できなかった内容を実施したい。
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