研究課題/領域番号 |
19K03002
|
研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
汪 曙東 島根大学, 学術研究院教育研究推進学系, 准教授 (50435046)
|
研究分担者 |
汪 発武 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 教授 (10324097)
岩田 淳 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (00280438)
中園 博美 島根大学, 学術研究院教育研究推進学系, 准教授 (40314611)
畠山 久 首都大学東京, 学術情報基盤センター, 助教 (20725882)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 防災情報収集 / 防災意識調査 |
研究実績の概要 |
R1年は、本科研プロジェクトの最初の年度として、当初の申請書の予定通り、以下の研究事項を行い、実績を残した。 1)6月26日~6月28日の間、北京で行われた「2019年第11回北京国際防災減災応急作業博覧会」に参加し、中国および世界の防災分野最先端の防災設備、特にAR, VR, MRなどを防災訓練への利用について、多くの有益な情報を得た。 2)7月21日、本科研プロジェクトの代表と4人の科研分担者が島根大学にて2019年度の科研会議を行った。代表者は6月に収集した研究情報を各分担者に共有した上で、代表者が作成したR1年度実施する「在日外国人防災意識調査」の調査目的、実施要項、設問などを会議で吟味し、修正した。また、今後研究計画について各研究分担者の役割分担を再確認した。3)8月、代表者はモバイルラーニングについての専門書籍「Mobile Phones for Language Learning in Japan Universities」(ISBN:9784434263873)を出版。本書は、主に携帯端末を外国語学習に利用について研究だったが、モバイルラーニングの理論、モバイルラーニングの実施方法は防災分野にも応用が可能だと考えられる。 4)R1年の1-2月、島根大学の留学生に向け、「在日外国人防災意識調査」のパイロット調査を実施し、その結果にづき、正式的なアンケート調査設計を確定させた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
「在日外国人防災意識調査」の本調査は2019年度の3月に全国規模で実施する予定だったが、新型コロナウイルスの流行の影響を受け、断念した。そこで、現地調査や対面インタビューを取りやめ、R2年の5月にオンラインでの調査に変更した。
|
今後の研究の推進方策 |
R2年度、「在日外国人防災意識調査」の遅れを5月に迅速に実施することで取り戻し、データの分析を通して、日本語版の防災教材の作成および防災システムの構築に反映する。6月以降は各分担者の専門知識を生かし、在日外国人の防災に役立つ教材の作成とシステムの構築を着実に進める。
|
次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルスの流行の影響を受け、対面の防災意識調査や2月、3月に予定されていた学会に参加できなかったため、次年度使用額が生じた。その額をR2年度にシステムの開発費にあてる予定である
|