研究課題
2021年度、研究には大きな進展がありました。まずは在日外国人向けのウェブサイトを立ち上げ、防災コンテンツを充実させました。サイトにはやさしい日本語版、英語版、中国語版に分けて、公開しました。やさしい日本語版:https://japanese.international-bousai.net; 英語版: https://english.international-bousai.net; 中国語版: https://chinese.international-bousai.net/各サイトの防災教育内容を地震、豪雨と洪水、暴風、土砂崩れ、津波、火山の噴火、火災、大雪、雪崩、高潮、落雷、猛暑、化学事故、原発事故、感染病に分類しました。そして、各災害の発生原理、発生時の現象、対策の要点を簡潔に説明しました。また、内容を理解して貰えるように、各ページにイラストを添付しています。一部の防災関連サイトのリンクもサイトのTopページに付けています。また、iOS、アンドロイド向けのスマートフォンアプリも開発し、公開しました。上記の防災教育コンテンツを公開後、ユーザーからのフィードバックを受け、コンテンツの追加、修正、アプリの改善を行いました。2022年度の関東や東北地方で地震発生後、研究代表者はサイトやアプリに載せた防災教育情報をSNSを通して、被災地の在日外国人に発信し、好評でした。また、日本語・英語・中国語版の教材を、防災教育、モバイルラーニング、言語教育の観点から 総合評価 を行いました。その結果に基づいた外国人向けモバイル防災教材の開発モデルを2022年度の国際学会で発表を予定している。当初計画した研究内容はおおよそ順調に完了しました。本研究課題で開発した在住外国人の国や社会の防災に関する観点を取り入れたコンテンツやウェブサイト、スマートフォンアプリは在日外国人向けの防災教育教材開発のモデルケースになると予測される
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Lecture Notes in Computer Science (Springer)
巻: No.12830 ページ: 287-297
10.1007/978-3-030-80504-3_24