研究実績の概要 |
本研究の目的は、初学者教育を意識し、さらに教育だけでなく実用にも使える疑似自然言語プログラミング環境を構築することである。本研究では、極力漢字仮名以外の記号を使わないようにし、かつ記述のゆれを許容するプログラミング環境を構築し提供することで、初学者の学習を支援するとともに、教育だけでなく実用性も持つことを追究する。本研究では、最近注目されているプログラミング言語 Python をベースとして、Python へのトランスレータとして実装することで、Windows, Linux, macOSといった環境に依存しない実装を可能とする。 本年度は、多国語処理の試みとして、前年度に中国語話者学生とともに、中国語化の部分的実装について、さらに推進した。また、昨年度から始めた韓国語を母語とする本学専任教員の協力を受けた韓国語化の実装についても推進した。 また、2020年度から継続して取り組んでいる表記の揺らぎについてのデータ収集とその対応もすすめ、前年度にも取り組んだ表記の揺らぎのほかに、プログラムの記述の容易さについてデータを収集し,評価をおこなった。評価については、過年度に収集したデータとともに、時系列データとしての評価についでも考察をおこなった。 平行して、外部リソースからのデータの取り込みをモジュールとして提供する機能の検討を進め。モジュール化のためのコードのリファクタリングについて検討し実装をおこなった。
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