研究課題/領域番号 |
19K03020
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
尾関 基行 武庫川女子大学, 社会情報学部, 准教授 (10402744)
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研究分担者 |
和泉 志穂 武庫川女子大学, 生活環境学部, 准教授 (80441236)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | アウトプット学習 / マイクロブログ / モチベーション / 可視化 |
研究成果の概要 |
学習者の主体的な学びとして行われる「マイクロブログを利用したアウトプット学習」のモチベーションの維持を目的として、その発信状況を学習グループ内で可視化するシステムを構築した。マイクロブログにはTwitter(X)を利用し、同じ学習グループの学習者の発信数の遷移やリアクション数を一覧表示するウェブページを生成することで、他の学習者と比較したり、自身の日々の発信状況を確認したりできる。本研究では3回の実践を通してシステムの構成や画面デザインを段階的に改善し、学習者へのアンケート評価の結果から学習者のあいだで発信状況を共有・比較することがアウトプット学習のモチベーションに繋がる可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
教育工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自らが学んだことを出力するアウトプット学習は効果的な学習手法の1つであり、SNSを用いたアウトプット学習はインフォーマルな学習ネットワークの形成に繋がることで生徒や学生の学びをより主体的で豊かなものにする。しかし、教育用途でSNSを利用する場合、関係者外のフォロワーからのリアクションが得られないため、アウトプットを持続させるための動機づけが別途必要になる。本研究の目的はそうした状況でも学習者らが互いの発信状況を共有・比較できるようにすることによって発信へのモチベーションを維持させることであり、提案システムを実際に用いた学習者らへのアンケート評価や実践の継続状況からその可能性を示すことができた。
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