研究課題/領域番号 |
19K03030
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
大月 一弘 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (10185324)
|
研究分担者 |
佐村 敏治 神戸大学, 国際文化学研究科, 教育研究補佐員 (20288343)
清光 英成 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (20304082)
孫 一 神戸情報大学院大学, 情報技術研究科, 講師 (30636725)
康 敏 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (60290425)
柏木 治美 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (60343349)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 教育工学 / 情報教育 / プログラミング教育 / e-learning / 協調学習 |
研究実績の概要 |
本研究では、プログラムに対する俯瞰的な理解力を涵養するための学習方法を開発することを目的にする。さらに、開発した学習方法を用いた実証実験を行い、同方法の可能性・妥当性を調査する。 本研究で行う学習方法の基本は、比較的似通ったプログラムによって作成された2つのビジュアルコンテンツ(静止画、動画、マウス操作によって変化する画像など:以下コンテンツと呼ぶ)を閲覧し、その違いを学習しようというものである。 2019年度は、まず、同学習を行うための学習支援システムの構築を行った。同支援システムでは、(1)個々のコンテンツ、およびソースプログラムのデータベースへの格納・登録、(2)比較用教材となる2個のコンテンツをペアの登録・および教材メタデータの登録、(3)登録されたコンテンツ群からペアの候補を見つけるための支援機能である検索機能・類似コンテンツ推薦機能、(4)登録されたコンテンツを元に類似コンテンツを作成するための類似コンテンツ作成機能などを準備した。 2020年度は、作成した支援システムの教員側の操作性について本研究担当者間で使用実験を行ないし、支援システムを利用することで簡易、かつ柔軟に授業で使用するコンテンツを準備できることを確認したが、研究担当者以外の教員への使用実験には至らなかった。 類似コンテンツ推薦機能については、実装を2020度に行う予定であったが、コロナ禍による教育業務の負荷増などのため予定通り進まなかったため2021年度に行なう。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍で、予定していた本システムを使用しての対面学習の実験ができなかった。 また、遠隔授業への対応など教育活動のエフォートが増大し、研究時間が極端に減少してしまったため、授業用システムの作成も予定より遅れている
|
今後の研究の推進方策 |
研究計画を1年後ろにずらして実施する予定であり、研究期間も延長する予定である。また、実証実験をオンラインで行なうように実施方法を検討する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍のため、研究分担者との対面相談会、学会や関係企業への情報収集ができなかった。また国際会議などでの発表を予定していたが,研究の進捗が遅れていることとなり、来年度以降に繰り越すことした。 研究期間を1年延長して研究を行なう予定であり、使用計画も1年繰り越すた形を検討している。
|