学習指導要領にもある通り、授業における学校図書館の計画的な活用は各自治体、各学校においても積極的に行われているが、現実には国語科で主に読書での活用である。しかし、学校図書館の活用では、児童生徒の主体的な学習活動を導き出すことであり、学年や教科に応じてそのためのスキルを育成することに重点をおかなければならない。そのための教員に対する学校図書館の支援を示すことは教科教育の質の向上に繋がる。本研究では、学校図書館が国語科、読書と限られた内容での活用ではなく全ての教科で活用でき、指導計画段階で授業を担当する教員と図書館担当者が情報を共有することで、授業の内容がより充実することが示されたと考える。
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