人工衛星は、機械、電気、情報、制御など様々な分野を統合したシステムであり、研究で開発したキューブサット学習モデルは、衛星開発に直接役立つ知識と技術を学ぶことを念頭に開発されている。今や、人工衛星は、気象観測、放送通信、衛星測位など我が国の生活を支えるインフラとして不可欠となっており、今後もますます民間による宇宙開発利用が広がりを見せつつある今、本学習モデルは宇宙技術者のための最初の教育題材としても有効利用できるものと期待できる。一方、設計、電子工作、プログラミングといった基礎的な内容を学ぶためにも活用することができるため、青少年に対する理工学教育の題材としても極めて有用である。
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