研究実績の概要 |
新学習指導要領においては外国語教育の充実が求められ、小学校中学年(3・4年生)で「外国語活動」、高学年(5・6年生)で「外国語科」が2020年度より完全実施となった。高学年は教科化により各出版社の「教科書」が使用されている。教科ではない、中学年は新学習指導要領に対応した小学校外国語活動教材『Let’s Try! 1, 2』を教材として使用している。 特別支援教育について、特に視覚障害児童には音声教材の整備充実が求められている。本研究は、これまでの二次元コードと触図を活用した学習プログラムの研究成果を応用し、小学校3,4年生用『Let’s Try! 1, 2』に対応した新コンテンツの学習指導モデルを構築することにある。 2020年度は4年生用の教材『Let’s Try! 2』の語彙・句・表現の分析調査を行い、「「小学校外国語活動」の語彙・句・表現:『Let’s Try! 2』の分析」を山形県立米沢女子短期大学紀要第56号(2020年12月)に発表した。教材の内容調査・分析に基づき『Let’s Try! 2』準拠した音声ペン対応の教材『Let’s Try English! 2』(アド・クリーク社)を作成した。また、昨年度作成した小学校3年生の教材対応の音声ペン教材『Let’s Try English! 1』とともに東北地方の特別支援学校7校に配布した。 また、令和2年度米沢女子短期大学公開講座において、講座名『小学校英語のテキスト『Let’s Try!』を学習してみる』として、第1回「小学校3年生用外国語活動教材『Let’s Try! 1』を学習してみる」10月7日(水)と第2回10月14日(水)「小学校4年生用外国語活動教材『Let’s Try! 2』を学習してみる」(両日とも18:30~20:00)を行った。
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