研究課題
基盤研究(C)
当該地域に暮らす市民に真に必要とされる自然災害防災リテラシーを明らかにしつつ、それを育む中学校防災学習授業の設計手順を開発した。そして、国内300以上の地域を対象としたそうした防災学習授業の創成を試みるとともに、それらの授業が平成 29(2017)年改訂版中学校学習指導要領下の中学校理科学習と整合することを確認した。
理科教育学
わが国のとりわけ義務教育段階における喫緊の課題とされてきた地域に暮らす市民が自然災害に直面した際の防災・減災のための賢明な思考力・判断力の形成を促進する中学校理科における防災学習授業の設計手順が開発された。本研究の成果、すなわち、この防災学習授業の設計手順が広く普及し、地域に暮らす市民に役立つ防減災学習の実践が広く普及することで、自然災害に対する科学的に妥当な知識や技能、思考・判断力を身につけた市民が多数となり、科学的に妥当な各地域の防災・減災対策が飛躍的に発達することが期待される。