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2023 年度 実績報告書

非言語コミュニケーションの性差が科学教育にもたらす効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K03114
研究機関新潟大学

研究代表者

中野 享香  新潟大学, 経営戦略本部, 准教授 (40529393)

研究分担者 三宅 恵子 (村山恵子)  名古屋大学, トランスフォーマティブ生命分子研究所, 特任講師 (40404058)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード科学コミュニケーション / 非言語コミュニケーション / 性差 / 女子中高生の理系進路選択支援
研究実績の概要

令和5年度は、前年度に引き続き、本研究により得られたデータ;①講師の講演中のビデオ映像と音声、②講演スライド、③受講者の各回の講演への印象や講師の話し方やスライドへの注目度(アンケート)、④受講者の理系科目の好き嫌いと得意不得意意識(アンケート)について、データ復旧やアーカイブ化、データベース作成を行った。
その上で、まず、調査対象とした生徒の特徴を網羅的に調べ、「科学や研究への興味」に注目して受講前と受講後の2軸で分類すると、男子生徒と女子生徒とでその分布と特徴に違いがあることを見つけた。男子生徒はほとんどが「受講前から科学や研究に興味があり、受講によりさらに興味を持った層(G1層)」であるのに対し、女子生徒はG1層に加え、「受講前には科学や研究に興味はなかったが、受講により興味を持った層(G2層)」も同程度いた。また、G1とG2では、理系科目の好き嫌い・得意不得意や、志望分野の回答傾向が異なっており、女子生徒にはこの2つの層があることが分かった。
さらに、前年度までに見つかった女子生徒と男子生徒とで異なる印象を持たれていた講師1、講師2について、G1とG2で分けて比較すると女子生徒の中でも反応が異っていることがわかった。そこで、講師1、講師2の特徴的な非言語表現(NVC)についても、G1とG2で違いが見られるかどうかの解析を行った。
これらの結果のうち、女子生徒におけるG2層の発見と特徴については、九州大学男女共同参画推進室「ポリモルフィア-Polymorfia vol.9」にて発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 女子中学生の理系関心度を高める科学セミナーとは -進路選択「未定層」へのアプローチの必要性2024

    • 著者名/発表者名
      中野享香, 三宅恵子, バロリ・アルバナ
    • 雑誌名

      ポリモルフィア -Polymorfia

      巻: vol.9 ページ: 90-96

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公開日: 2024-12-25  

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