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2023 年度 研究成果報告書

非言語コミュニケーションの性差が科学教育にもたらす効果の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 19K03114
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09080:科学教育関連
研究機関新潟大学

研究代表者

中野 享香  新潟大学, 経営戦略本部, 准教授 (40529393)

研究分担者 三宅 恵子 (村山恵子)  名古屋大学, トランスフォーマティブ生命分子研究所, 特任講師 (40404058)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード科学コミュニケーション / 非言語コミュニケーション / 性差 / 女子中高生の理系進路選択支援
研究成果の概要

日本の女子中高生の理系分野への関心を効果的に高める科学講演手法を,非言語コミュニケーション(NVC)に注目して開発するため,実際に行われた科学講演のビデオ映像や受講した中高生へのアンケート等を解析し,講師がよく用いるNVCや中高生が注目するNVCを調査した。
その結果,女子は男子よりもNVCに注目する生徒が有意に多く,講師によってよく使うNVCに違いはあったが,女子中高生の理系関心度を高めるNVCの候補をみつけることができた。また,女子には,科学に興味をもち進路で理系を選択する層と,科学に興味をもつが進路は未定の層があり,この違いを考慮した効果的なNVCの検討が重要であることがわかった。

自由記述の分野

科学教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

2022年のPISAで,日本の15歳は,数学リテラシー,科学リテラシーともに過去最高スコアを獲得し,男女ともにOECD中第1位であった。しかしながら,日本のSTEM分野の大学卒業者や研究者の女性比率は未だOECD最下位である。つまり,日本の女子中高生の理系能力はその後の進路選択や職業選択につながっておらず,社会で十分に活かされているとは言い難い。本研究の成果は,このような現状を変えていく上で必要な対策の一つとして,女子中高生自身の科学への興味を高め,理系進路選択につなげるための科学講演手法の改善に新たな視点を与えるものである。

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公開日: 2025-01-30  

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