研究課題/領域番号 |
19K03121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
本田 裕子 大正大学, 社会共生学部, 教授 (00583816)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 野生復帰 / コウノトリ / ツシマヤマネコ / 兵庫県豊岡市 / ふるさと教育 / ESD(持続可能な開発 のための教育) / 島根県雲南市 / 長崎県対馬市 |
研究成果の概要 |
本研究はコウノトリやツシマヤマネコを対象に、住民意識の把握や学校教育の現状を調査した。コウノトリでは主に兵庫県豊岡市のふるさと教育に着目し、ESDの枠組みで分析し、コウノトリに関する意識は学習数年後の変化にまで至っていないこと、学習姿勢や豊岡市への意識は学習後変化が見られないことがわかった。ツシマヤマネコでは、イエネコの適正飼養を目的とした事業に着目し、ツシマヤマネコと結びつける問題意識が醸成されていないことがわかった。 野生復帰の推進と地域の環境課題の改善とを関連づける動きが見られないことが背景にある。野生復帰の推進が地域の環境課題の改善に関係することが理解できる啓発活動にする必要がある。
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自由記述の分野 |
環境社会学、環境教育論、野生生物保護論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
兵庫県豊岡市では、住民アンケート調査、市内のすべての小学校5年生、担当教員への学習前後のアンケート調査、小学校5年生でふるさと教育を学習した経験のある中学校3年生を対象にしたアンケート調査を実施した。本研究で把握した課題、コウノトリについての意識が学習数年後には変化が見られなくなることや学習後に学習姿勢や豊岡市への意識に変化が見られないことは市職員や学校教員に報告しており、改善の取り組みが期待される。また、長崎県対馬市で実施した住民アンケート調査では、イエネコの適正飼養の条例についての認知度が上がらない結果から、市職員が全戸対象に意識啓発に関するチラシを配布して改善を図ることにつながった。
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