◆研究の目的:1)Science、Technology、Engineering、Art、Mathematics を統合したSTEAM教育のための、理工系基礎力育成に効果的で汎用性の高い教育コンテンツの研究開発、2)言語と知識と思考を駆使して他者と協働して新たな価値を創造する力を養うことが可能とされるCLIL(Content and LanguageIntegrated Learning、内容言語統合型学習)とSTEAM教育とを統合した、理工系基礎力育成のための統合教育プログラムの研究開発。 ◆研究実施計画(2019年度)STEAM教育コンテンツ制作と授業実践等による検証、STEAM教育を導入したCLILコンテンツの研究開発、(2020年度)理工系基礎力育成のための統合教育プログラムの実践事例に基づいた知見の蓄積と汎用性の高いプログラムの構築、社会人の学び直しへの適用事例と知見の蓄積、(2021年度)本研究開発の意義や重要性を再認識し、理工系基礎力育成に効果的で汎用性の高い教育コンテンツの研究開発、言語と知識と思考を駆使して他者と協働して新たな価値を創造する力を養うことが可能な教育プログラムの研究開発の推進。 ◆2021年度の研究成果:1)理工系基礎力育成に効果的で汎用性の高い教育コンテンツの研究開発:電子書籍『数理の基礎演習(第1版)』を執筆した。この教材は、大学等ですでに開講されている講座の履修へ向けた学修者の多様なレディネスを整備することを目的としている。学修者が自学自習しやすいように授業資料を準備して授業を実施した成果が活かされた。2)言語と知識と思考を駆使して他者と協働して新たな価値を創造する力を養うことが可能な教育プログラムの研究開発:すでに講義室用に開発された物理実験モジュールを遠隔授業用に改変し、遠隔による物理実験授業の実施可能性を確認した。
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