研究課題/領域番号 |
19K03232
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研究機関 | 山形県立米沢栄養大学 |
研究代表者 |
沼山 博 山形県立米沢栄養大学, 健康栄養学部, 教授 (00285678)
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研究分担者 |
福島 朋子 岩手県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (10285687)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 幸福感 / 国際比較 / 子どもの有無 / 世代性 / 夫婦関係 |
研究実績の概要 |
1)前研究課題からの引き続きで、高齢期(65~80歳)540名にある既婚成人(子ども有・無)の幸福感についてのオンライン調査を実施した。調査項目は、①幸福感、②世代性、③夫婦関係、④人口学的変数などである。結果としては、高齢期においても、幸福感には子どもの有無による有意な差は認められなかった。他方、世代性(世代性行動、世代性関心)については、子どもをもつ人のほうがもたない人よりも高い傾向があった。 2)台湾での調査の準備として、台湾における子どもを持たない成人に対する社会認識や研究状況について資料収集を行った。また、質問項目の中国語版を探したり、翻訳の準備を行った。 3)これまでの研究をまとめたものを国際学会で発表する準備を進めていたが、2020年度の開催は中止された。 4)2020年1月からの新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、本研究の調査計画の見直しを検討している。本研究が対象としている幸福感への影響は大きく、既存の研究などそれ以前の調査結果との比較検討は困難であると考えられるからである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年1月からの新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、本研究の調査計画の見直しを検討せざるをえない状況である。本研究が対象としている幸福感への影響は大きく、既存の研究など、それ以前の調査結果との比較検討は困難であると考えられるからである。
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今後の研究の推進方策 |
コロナウイルス感染症が、世界的に落ち着くまで調査を見合わせる可能性を検討している。収束が見通せない場合は、その影響も把握しながら、調査を進めることも考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染の世界的な拡大に伴い、調査の見通しが立たなくなったため。落ち着いたところで状況を見定めながら、現地視察等の資料収集や、インターネット調査を行う。また、これまでの研究の成果を国際学会等で発表する。
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