研究課題/領域番号 |
19K03241
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
池邨 清美 (近藤清美) 帝京大学, 文学部, 教授 (80201911)
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研究分担者 |
中島 俊 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 室長 (10617971)
早川 友恵 帝京大学, 文学部, 教授 (60238087)
稲田 尚子 帝京大学, 文学部, 准教授 (60466216)
木原 久美子 帝京大学, 文学部, 教授 (70266279)
稲垣 綾子 帝京大学, 文学部, 講師 (70823178)
實吉 綾子 帝京大学, 文学部, 准教授 (90459389)
笠井 さつき 帝京大学, 付置研究所, 教授 (70297167)
黒田 美保 帝京大学, 文学部, 教授 (10536212)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 発達障害 / アタッチメント / 親子関係 |
研究実績の概要 |
2021年度は、新型コロナウィルス・パンデミックが2年目に入ったが、今に至るまで終息の気配が見えない。2021年には特に連休をピークとする感染の波の影響を受けて、年度初めの時点で、乳幼児期に対する研究を全て諦めなければならない状況となった。その後も東京オリンピックに伴う海外からの人の流入と国内での人の動きに伴い、感染状況は悪化の一途をたどり、研究実施の時期を逃してしまった。あたふたとしているうちに全く研究を進めることができなかった。 しかしながら、オンラインによる海外との情報交換を続けることは可能であり、アタッチメント理論の社会的養護や司法分野における誤解が多い現状に鑑み、国際会議の後、世界中のアタッチメント研究者が集まって、アタッチメント理論の正しい理解とこの分野における応用について論文に仕上げることができたことが一つの成果である。 また、ほとんど何もできない状態ではあったが、各研究分担者が発達障害に関する小規模の研究を実施したり、アタッチメントに対する実践研究を行った。しかしながら、成果が明示されるには至っていない。また、研究の準備を行っただけのものもある。いずれにせよ、研究費が使用できたことは有益であった。 このような状況ではあるが、何とか研究を進めるための方略を探ることになり、研究期間の1年の延長を申請した。最後の年になるが、巻き返しを予定して、当初の計画からかなりの後退になるとはいえ、成果を模索したいものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度、新型コロナウィルス万円により、研究は著しく滞り、進展が見られなかった。したがって、研究は著しく遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルスとの戦いも2年が経過して、ウィズコロナの時代への見通しがかなり立ってきた。そこで、当初の予定とはかなり異なる形にはなるが、Web調査法を使うなどして、質問紙調査を中心として実施し、行動観察研究についても対面をしない方法で実施する方法を考案する。 このようにして当初予定下板成果を達成することは今や不可能であるが、発達障害と親子の関係性、アタッチメントについて何らかの知見を提出するところまで進めたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス万円により、研究が全く進展しなかったため、ほとんどの経費を使わなかった。ただし、各研究分担者は小規模の研究を実施するなどして費用と使った。
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