本研究は,研究期間(2019-2022)に介入研究の対象者およそ200名,縦断調査研究に関してはおよそ400名のデータを蓄積した。介入研究は,認知行動的な介入技法によるプログラムを実施した。結果から,抑うつ症状やストレス反応の軽減,そしてレジリエンスの向上といった効果が示された。また縦断調査研究は,小学生を対象(2-5年生, 3-6年生)に2年間6時点のデータ収集を行なった。この研究データは国際学術誌Journal of Cognitive therapy and Researchに公表した。結果から児童の抑うつ感にネガティブ自動思考,ポジティブ自動思考の影響が強いことが示唆された。
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