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2022 年度 研究成果報告書

小中学校における保護要因に着目したメンタルヘルス・プログラムの長期的効果

研究課題

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研究課題/領域番号 19K03288
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関宮崎大学

研究代表者

高橋 高人  宮崎大学, 教育学部, 准教授 (10550808)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード認知行動療法 / School-based / レジリエンス / メンタルヘルス
研究成果の概要

本研究は,研究期間(2019-2022)に介入研究の対象者およそ200名,縦断調査研究に関してはおよそ400名のデータを蓄積した。介入研究は,認知行動的な介入技法によるプログラムを実施した。結果から,抑うつ症状やストレス反応の軽減,そしてレジリエンスの向上といった効果が示された。また縦断調査研究は,小学生を対象(2-5年生, 3-6年生)に2年間6時点のデータ収集を行なった。この研究データは国際学術誌Journal of Cognitive therapy and Researchに公表した。結果から児童の抑うつ感にネガティブ自動思考,ポジティブ自動思考の影響が強いことが示唆された。

自由記述の分野

臨床心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

先行研究と私たちが行ってきた学校現場における臨床心理学研究は,ストレス反応や抑うつの軽減といった“治療的効果”は,確認できたものの “予防効果”の中核をなす保護要因の習得・向上については検討できていない。本研究は,“治療”にとどまらず“予防”つまり心身の不調から個人を保護する要因である保護要因の習得・向上を目的とした。本研究は保護要因の中でも子どものレジリエンスに着目し,認知行動的な技法が子どものレジリエンスを向上させるかを検討した。解析の結果からレジリエンスの向上が示され,学校現場での子どもの予防的介入としての認知行動的プログラムの有効性が示唆された。

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公開日: 2024-01-30  

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