研究課題/領域番号 |
19K03290
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
松本 優花里 (橋本優花里) 長崎県立大学, 地域創造学部, 教授 (70346469)
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研究分担者 |
徐 丙鉄 近畿大学, 工学部, 教授 (30196993)
野寺 綾 奈良県立大学, 地域創造学部, 准教授 (50709748)
日下部 典子 福山大学, 人間文化学部, 教授 (60461290)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | オーセンティック認知リハビリテーション / 高次脳機能障害 |
研究成果の概要 |
高次脳機能障害を有する当事者の視点や立場を踏まえた当事者中心の認知リハビリテーションを「オーセンティック認知リハビリテーション」として名付け、その実現に向けた取り組みを行ってきた。3年間を通じて、動機づけを考慮しながら認知リハアプリを継続的に開発・提供したほか、当事者の心の問題を理解するために認知行動療法(以下、CBT)の枠組みを利用した心理教育ツールを作成した。
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自由記述の分野 |
神経心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高次脳機能障害を有する者は、身体内部や外部環境が変化した状況において様々なことに関する再学習や再構築を求められている(大嶋、2014)。すなわち当事者は、心身の立て直しを常に迫られている中で、リハビリテーションに従事しなければならないという大変困難な状況にあると言える。しかしながら、認知リハ場面で行われている検査や課題は単調で、心身の疲労や苦痛を伴うものとしてとらえられることが多くある。本研究において提唱するオーセンティック認知リハビリテーションは、当事者の視点や立場に立ち、当事者中心の内容を検討するものであり、今後の認知リハビリテーションにおける新たな視点を提供するものである。
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