研究課題/領域番号 |
19K03302
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 神戸医療未来大学 |
研究代表者 |
永浦 拡 神戸医療未来大学, 人間社会学部, 准教授 (10836224)
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研究分担者 |
野田 哲朗 大阪人間科学大学, 心理学部, 教授 (00769979)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ゲーム障害 / 認知的要因 / ストレスマネジメント / 心理教育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、青少年を対象とした認知的要因(考え方のスタイル)に焦点を当てたインターネット依存予防プログラムの開発であった。まず、大学生約1,000名を対象とした調査より、昼夜逆転傾向とストレスはゲーム依存を促進することが示された。次に、小中学生約2,000名を対象とした調査により、全体の7.3%がゲーム依存度のCutoff値以上の割合を示していること、依存を促進する認知として、友人関係の不安やゲームのストレス低減に対する有効性認知などがあることが示唆された。これらを踏まえ、ゲーム内での友人関係、ストレス対処レパートリーの拡充を目的とした授業案を作成し、小・中学校2校での実践を試みた。
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自由記述の分野 |
臨床心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、国際疾病分類第11回改訂版(ICD-11)に追加された「ゲーム障害」のリスク要因として、ストレス対処や生活習慣の問題がみられること、また、特に本邦の青少年の特徴として、ゲーム内における友人関係の不安の高さがゲームへの依存に影響を及ぼしていることが明らかとなった。また、ゲームのプレイ自体ではなく、ゲームの使用をセルフコントロールすることを主眼に置いた、心理教育プログラムの知見に基づいた予防プログラムの有効性が示唆された。
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