• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

発達障害のある少年院在院者の保護者と教官に対するペアレント・トレーニングの有効性

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K03303
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関吉備国際大学

研究代表者

藤原 直子  吉備国際大学, 心理学部, 教授 (10712276)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードペアレント・トレーニング / 少年院 / 法務教官 / 保護者支援 / 発達上の課題 / 職員研修 / 応用行動分析
研究成果の概要

本研究では、少年院において発達障害等のある少年を教育する法務教官を対象にペアレント・トレーニング支援者版を実施し、効果を検討した。研修の前後に質問紙調査を実施して比較した結果、参加した教官の行動理論に関する知識向上、指導者としての効力感向上、特別支援に関する負担感の減少といった変化が認められ、研修の効果が示された。
また、在院者の保護者に対する調査、ペアレント・トレーニングの基本的な要素を取り入れた講習会、個別面接を実施し、保護者支援の必要性や、応用行動分析の考え方を伝えるペアレント・トレーニングの適用可能性を明らかにした。

自由記述の分野

臨床心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我が国の少年院における研究は、ほとんどが在院者への直接指導や教官への調査研究であるが、本研究は保護者や教官に対する介入を実践し、心理面に焦点を当てた。特に保護者支援に関する研究は、これまでに実証的な研究がなく学術的意義も大きい。
そして、こうした保護者や教官といった少年に直接関わる支援者への介入によって、少年の行動に対する見方や考え方が改善することが確認できた。これは今後の少年との関係構築を促進し、少年の社会適応や再犯防止にも繋がることが期待でき、社会的意義も大きい。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi