研究課題/領域番号 |
19K03306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
青山 眞二 北海道教育大学, 教育学部, 特任教授 (40322862)
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研究分担者 |
服部 環 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (70198761)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | KABC-2 / 新クラスター分析 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本版KABC-Ⅱにおける既存の解釈の枠組みとは別に、臨床的視点からの解釈の視点を整理すると共に、簡便に行える解釈システムを作り上げることができた。具体的には、日本版KABC-Ⅱを構成する20の下位検査が関与する様々な能力について整理し、複数の下位検査に共通する能力をクラスターとして成立するかどうかを分析した結果、16のクラスターが解釈の視点として利用可能であることが明らかとなった。新クラスター分析では、全国のKABC-Ⅱユーザーを対象(70名)とした試行後のアンケート調査では、高い評価が得られ、臨床的活用が可能であることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
障害児教育心理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のベースは、過去に使われていたプロフィール分析であるが、科学的根拠が薄いという批判から使用されなくなっていた。そこで本研究では、因子分析の手法を用いて、能力を示すクラスターの科学的根拠を明らかにするとともに、クラスター成立の条件をクラスター内の下位検査間のばらつきに求めたことにより、その学術的意義は大きいと考える。また本研究の新クラスター分析が、心理検査の教育的活用の幅を広げたことから、社会的意義は十分にあると考える。
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