研究課題
本研究は、1修正感情体験をターゲットとしたケースフォーミュレーション法の開発、2修正感情体験を効果的に促進する介入法の同定、3その介入の臨床訓練の開発と効果の検討、という3つの柱からなる。本年度はエモーション・フォーカスト・セラピーおよびAEDPの効果とプロセスに関するデータ収集と分析を継続した。このうち、修正感情体験を促進することを強調したエモーション・フォーカスト・セラピーの効果については、分析が終わり、投稿済みである。効果の10指標のうち、9の指標において効果量大 (d > .80)の効果が介入前後で確認された。また、修正感情体験におけるポジティブ感情とネガティブ感情の関わりについても明らかにした。AEDPのフォローアップ、長期効果に関する論文は、Psychotherapyに採択された。修正感情体験場面の分析についても一定の成果をみせた。加えて、初回面接に焦点を当てた研究を進めた。修正感情体験とかかわるセラピストの介入についての検討は、国際大会で発表予定である。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 3件、 査読あり 4件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
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