デートDV(心理的暴力)の被害の認識を阻害する要因を明らかにすることを研究目的とした。その原因として、そもそも若者は専門家とは異なった認識を持っているために、デートDV防止の啓蒙活動などの効果が十分にあがっておらず、若者たちが正しい認識を持っていないためではないかと推測された。そのため専門家が作成したデートDV防止パンフレットに対して、若者がどのような意見を持っているかを調査した。その結果、専門家はデートDVは加害者に責任があると考えているが、若者はカップルの二者関係の中で生じる関係性の問題として捉えていることなどが明らかとなった。
|