研究課題/領域番号 |
19K03362
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 九州ルーテル学院大学 |
研究代表者 |
有村 達之 九州ルーテル学院大学, 人文学部, 教授 (80264000)
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研究分担者 |
田代 雅文 熊本大学, 病院, 非常勤診療医師 (60264305)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 慢性痛 / 慢性疼痛 / 認知行動療法 / マインドフルネス / マインドフルネストレーニング |
研究成果の概要 |
本研究はわが国の慢性痛患者に対するマインドフルネストレーニングの介入効果についてエビデンスを得るのが目的である。プライマリーエンドポイント(主要評価項目)を設定し、RCT実施のためのサンプルサイズ計算を行った。先行研究を参照し主要評価項目を痛みによる生活障害(PDASによって評価)とした。PDASを主要評価項目とした場合、必要なサンプルサイズは52-186名であった。また、介入プロトコールに基づいて4名の患者に個人療法を行い、実行可能性を検討したところ、4名中3名でPDASの改善を認め、個人療法によるマインドフルネストレーニング介入研究の実行可能性について有望な結果を得た。
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自由記述の分野 |
臨床心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国では慢性痛を有する人の割合は全国民の13.4-26.4%にのぼるとされている(川口,2022)。慢性痛は生活の質を低下させ、仕事の生産性を低めることから、日本だけではなく世界中の国々で慢性痛は社会問題となっている。また、慢性痛に対しては従来の生物医学的治療の効果が上がりにくいことも指摘されており、慢性痛に対して効果的とされる治療法の開発や有効な治療法の診療報酬化が指摘されてもいる(川口,2022)。本研究での成果はRCTによる慢性痛に対する認知行動療法(マインドフルネストレーニング)のエビデンス創出の可能性を示したと考えられる。
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