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2019 年度 実施状況報告書

がん治療選好の国際標準ハイリスク志向尺度構成:日本知見の米英ブルガリアへの敷衍

研究課題

研究課題/領域番号 19K03366
研究機関東京工業大学

研究代表者

山岸 侯彦  東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (70286136)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード意思決定 / リスク知覚 / リスクテイキング / 国際比較
研究実績の概要

平成31年度・令和元年度,申請書に記した目的は,日本,米国及び英国・勃国におけるがんリスクテイキング志向測定への調査項目選定であり,日米英勃患者組織の協力を得て「治療場面への期待」「自身の病状の見通し」等に関するブレーンストーミングを行い,ハイリスク志向測定において新たに加える質問項目を選定,日英勃言語で共通化することであった。データ収集は2019年中,データの質的分析は2020年にほぼ目的を達成した。
即ち,申請書に記した「第一段階」目標である,平原・山岸 (2009; 2011) が使用した質問項目の再吟味と,追加すべき新項目の選定より着手した。新項目は,Schwartz et al. (2013)が日米標準化したDOSPERT尺度項目からハイリスク志向測定への追加項目を選定した。日米英勃患者組織の協力を得て「治療場面への期待」「自身の病状の見通し」等に関するブレーンストーミングを行い,ハイリスク志向測定において新たに加える質問項目を選定,日英勃言語の共通化を実施した (相互翻訳を対応させた)。選んだ項目からプロトタイプ質問紙を作り,日米英勃患者組織に調査実施するアンケートを作成した。この際,回答収集法には七件法リッカート尺度を採用した。第一段階アンケートは研究代表者および研究協力者の所属先近郊 (埼玉県,St. Louis,Leeds,Plovdiv) で収集した (本課題の共同研究者 Kusev 教授所属先 Huddersfield は Leeds と Manchester の中間に位置する。Plovdiv は, Kusev教授サバティカル滞在国たる勃国の第二の都市である)。以上により,本段落に詳述した,本課題の達成目標第一段階は,終了に近いと言える。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成31年度・令和元年度,申請書に記した目的は,日本,米国及び英国・勃国におけるがんリスクテイキング志向測定への調査項目選定であり,日米英勃患者組織の協力を得て「治療場面への期待」「自身の病状の見通し」等に関するブレーンストーミングを行い,ハイリスク志向測定において新たに加える質問項目を選定,日英勃言語で共通化することであった。データ収集は2019年中,データの質的分析は2020年にほぼ目的を達成した。

今後の研究の推進方策

申請書に記した最終目標は,がんリスクテイキング志向の個人差の,シンプルかつ安定した測定手順を国際標準化することである。これは主に質問紙調査によるデータ収集を想定しているが,目下,地球規模で猖獗を究める武鑑肺炎 (COVID-19) パンデミック状態に鑑み,データ収集作業への支障が発生している。パンデミック収集後の研究活動本格化に向け,活動指針を検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Et two, Decius Brute? Anchoring biases by mere presence of numbers.2019

    • 著者名/発表者名
      Yamagishi, Kimihiko
    • 学会等名
      The 60th Annual Meeting of Psychonomic Society, Montreal, Quebec
    • 国際学会

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公開日: 2021-01-27  

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