マウスやラットは高脂肪食や高糖分食が常に摂取可能な環境では肥満になる。ただしこれらの摂取機会を活動期(暗期)に制限すると摂取カロリーは減少しないが肥満が緩和される。本研究ではラットを対象に栄養バランスのよい飼料の摂取は制限せず、砂糖の摂取機会を制限した。 実験1では砂糖を1日4回提示した(1回あたり60分間)。非制限群では暗期と明期で2回ずつ、制限群では暗期に4回提示した。その結果、摂取カロリーは制限群で高い傾向があったが、体重には差がなかった。 実験2では砂糖提示をを1日1回のみとし、明期群では明期に暗期群では暗期に与えた。その結果、摂取カロリーには差がなかったが、体重は明期群が重くなった。
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