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2023 年度 研究成果報告書

複素解析の視点と数式処理的手法による有理関数の幾何学的性質の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K03531
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分12010:基礎解析学関連
研究機関防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群)

研究代表者

藤村 雅代  防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 総合教育学群, 教授 (00531758)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード有理関数 / 幾何学的関数論 / 数式処理
研究成果の概要

ブラシュケ積がもつ幾何学的な性質は、他のいくつかの古典的な幾何学の定理との類似性がある。しかし、ブラシュケ積は単位円板上で正則な有理関数であるため、考える領域が円板に限られるという制約があった。本研究で新たにブラシュケライク写像を導入できたことで、円板以外の領域でこの類似性を調べることを可能にした。また、国際共同研究として、三角比距離などの距離についての研究も行った。
これらの研究において、予想をたてるときには数式処理システムを用いて計算実験を行うとともに、代数方程式の導出などにも数式処理的な手法を用いている。

自由記述の分野

複素解析学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ブラシュケライク写像を導入できたことで、ブラシュケ積が持つ幾何学的性質と古典的な幾何の定理との関連を円板以外の領域で調べることを可能にする道筋をつけた。
国際共同研究で扱っている距離の一つである三角比距離は球面上での光の反射と関連がある。そのため、他分野(惑星科学)の研究者からの要望に応える形で、楕円面上での光の反射に対応する三角比距離の研究も行った。
さらに、本研究で使用した数式処理的な手法も他の研究者から引用されその分野での成果につながっている。このように、研究手法そのものも他分野への影響を与えている。

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公開日: 2025-01-30  

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