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2022 年度 研究成果報告書

新しい細胞多面体モデルの構築に関する数理的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K03611
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分12040:応用数学および統計数学関連
研究機関富山大学 (2021-2022)
明治大学 (2019-2020)

研究代表者

秋山 正和  富山大学, 学術研究部理学系, 准教授 (10583908)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード数理モデル / 形態形成 / 細胞の多面体モデル
研究成果の概要

細胞動態を計算可能なVertex Dynamics Model(VDM)における,いくつかの問題を数学的に調査・解決するための研究である.汎関数の最小化問題では,引数がベクトル関数となるような計算方法に関して予めいくつか公式を作成しておき,その公式群を利用することで,VDMの汎関数を簡便に求める方法を考案した.
本計算結果に基づいたVDMの大規模な数値計算を行い,計算の実用性,高速性を実証した論文がCurrent Biology(2022)に出版された.

自由記述の分野

応用数学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により,VDMを用いた研究のさらなる展開が期待される.また,今回のプロジェクトでは,研究成果は論文だけでなく,ソフトウェアという形でも公開している.これらの成果を次世代の研究者が用いることで,今後の理論と実験の発展へと繋がることも期待される.細胞を最小単位として扱うことができるような,器官や組織の形成に対して,形をシミュレーションすることで,形態形成の本質を探ることができるだけなく,その形成不全からくる病的状態の研究にも使用することができるものと考えられる.

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公開日: 2024-01-30  

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