• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実績報告書

運動論的統合モデリングによる非接触ダイバータプラズマの動的応答特性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K03794
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

星野 一生  慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (50513222)

研究分担者 林 伸彦  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 那珂核融合研究所 先進プラズマ研究部, グループリーダー (10354573)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード核融合 / 非接触ダイバータプラズマ / 非平衡
研究実績の概要

核融合炉における非接触ダイバータプラズマの動的応答特性の理解を目指し、運動論統合シミュレーションモデルの開発と非接触ダイバータプラズマの解析を行った。
まず、空間平均したプラズマ、原子、分子の密度の時間発展を解く0次元モデルを構築した。このモデルでは、原子の励起状態及び分子の振動励起状態、詳細な原子分子過程を考慮している。次に、プラズマの輸送、非平衡性を取り扱うために、核融合周辺領域を模擬した1次元のPIC(Particle-in-Cell)モデルを開発した。PICモデルでは、励起した原子・分子との衝突反応を考慮しており、原子・分子の密度変化を計算するために、前述の0次元モデルを組み込んでいる。ただし、0次元モデルでは、中性粒子の空間分布は扱えないため、別途、中性粒子輸送コードの開発も行った。
これらのモデルを用いて、非接触ダイバータプラズマの解析を行った。0次元モデルを用いた解析では、プラズマの熱パルスを簡易模擬した非定常解析を行った。熱パルスにより電離反応が大幅に増加する一方、同時に振動励起分子が増加する。これにより振動励起分子をソースとする分子活性化再結合が促進されることで、電離によるプラズマ密度増加を抑制されており、熱パルス時にも分子活性化再結合により非接触ダイバータプラズマが維持されることを示唆する結果を得た。PICモデルを用いた解析では、熱パルス入射後には、中性粒子を考慮しない場合にはバルク成分、熱パルスによる高エネルギー成分の2温度成分が形成されるが、中性粒子との反応を考慮するとさらに中間の温度成分が存在し、熱パルスの一部が中性粒子との反応によりエネルギーを失っている様子が確認できた。
以上をとおして、運動論統合シミュレーションモデルの基盤を構築することができ、それを用いた解析により、熱パルス時の非接触ダイバータプラズマの特性について知見を得ることができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Numerical Analysis of Detached Divertor by Particle Simulation with Plasma-Neutral interaction2023

    • 著者名/発表者名
      S. Yoshida, H. Sakurai, Y. Takaki, K. Hoshino
    • 学会等名
      The 19th International Workshop on Plasma Edge Theory in Fusion Devices
    • 国際学会
  • [学会発表] ダイバータ領域におけるプラズマ-中性粒子相互作用のPICシミュレーション2023

    • 著者名/発表者名
      櫻井陽都、吉田旬汰、星野一生
    • 学会等名
      第40回プラズマ・核融合学会年会
  • [学会発表] 非接触ダイバータにおける原子分子過程の0次元数値解析2023

    • 著者名/発表者名
      髙木佳仁、星野一生
    • 学会等名
      第40回プラズマ・核融合学会年会

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi